こんにちは!
半年で自走させる塾こと、マル塾です。
「ちゃんと勉強しているはずなのに、成績が伸びない」
「自分はもともと頭が良くないんじゃないか」
受験生からも、保護者の方からも、
本当によく聞く悩みです。
そして、こういうときに出てきやすいのがこの考え。
「頭の良さは遺伝だから仕方ない」
もし今、
- 自分をそうやって納得させようとしている受験生
- どう声をかければいいか分からない保護者
どちらかに当てはまるなら、ぜひ最後まで読んでください。
結論から言います。
成績が伸びない原因は、ほとんどの場合「遺伝」ではありません。
問題はもっと現実的なところにあります。
目次
- 成績が伸びないとき、人は「理由」を探したくなる
- 頭の良さは遺伝で決まる?実際のところ
- 遺伝=上限ではない
- 「知能は母親から遺伝する」は本当?
- なぜこの説が広まったのか
- 脳の成長から見ても「勉強の力」は後天的
- じゃあ、なぜ勉強しても成績が伸びないのか?
- 成績が伸びないときの対処法①
- 基礎が抜けたまま進んでいる
- 成績が伸びないときの対処法②
すべて表示
成績が伸びないとき、人は「理由」を探したくなる
成績が悪かったり、伸び悩んでいるときほど、人は苦しくなります。
- 周りはできているように見える
- 自分なりに努力しているつもり
- でも結果が出ない
こういう状況では、
「自分のせい」か「環境のせい」か、どちらかに理由を置きたくなります。
その中で一番ラクなのが、
「遺伝だから仕方ない」という説明です。
でも、それは本当に事実でしょうか。
頭の良さは遺伝で決まる?実際のところ
よく言われるのが、
「頭の良さは遺伝が5割」
という話です。
これだけ聞くと、
「じゃあ半分以上は生まれつきじゃん」と思うかもしれません。
でも、ここで大事なのは “残りの5割”。
遺伝=上限ではない
遺伝は、
- スタート地点
- 伸びやすさの傾向
には影響します。
でも、
「どこまで伸びるか」「点数として出るか」
を決めているのは、ほぼ環境と学習の中身です。
同じ遺伝子を持つ兄弟でも、
- 勉強への向き合い方
- 学習習慣
- 環境
で成績が大きく違うのは、よくある話ですよね。
「知能は母親から遺伝する」は本当?
これもよく聞く話です。
たしかに、知能に関係する遺伝子がX染色体にあることから、
そう言われるようになりました。
ただ、現在の研究では
「母親の知能=子どもの知能が決まる」
とは言われていません。
なぜこの説が広まったのか
理由はシンプルで、
- 母親と子どもが過ごす時間が長い
- 家庭での会話・本・学習環境の影響が大きい
この「環境の影響」が、
「遺伝しているように見える」だけの場合が多いからです。
つまり重要なのは、
親の頭の良さそのものより、家庭での関わり方。
これは裏を返せば、
環境はあとからでも整えられるということです。
脳の成長から見ても「勉強の力」は後天的
脳の発達には順番があります。
- 視覚・聴覚を担う部分:幼少期にほぼ完成
- 体の動きを司る部分:幼児期〜
- 思考・判断・感情を司る前頭前野:思春期〜20代に発達
ここで重要なのが、
勉強に直結するのは前頭前野だという点。
そしてこの前頭前野は、
- 発達が遅い
- 遺伝の影響が比較的小さい
- 環境・訓練の影響を強く受ける
つまり、
「受験期に伸びる力」
「考える力・理解する力」
は、あとから育てられる能力です。
じゃあ、なぜ勉強しても成績が伸びないのか?
ここが一番大事なところです。
「努力しているのに伸びない」場合、
原因はほぼ次のどれかに当てはまります。
成績が伸びないときの対処法①
基礎が抜けたまま進んでいる
多いのがこれ。
- 志望校を意識しすぎる
- 周りの進度に焦る
- 難しい問題ばかりやる
でも、基礎が抜けた状態での演習は、
穴の空いたバケツに水を入れている状態です。
英語なら
- 単語
- 文法
数学なら
- 公式の意味
- 基本問題の理解
ここが曖昧だと、どれだけ時間をかけても点になりません。
成績が伸びないときの対処法②
「やったつもり」になっている(定着率の問題)
授業を受けた
問題を解いた
解説を読んだ
これで終わっていませんか?
この状態は、
理解した気になっているだけのことが多いです。
本当に定着しているかどうかは、
- 数日後に同じ内容を説明できるか
- 何も見ずに解けるか
で決まります。
また、
- 参考書を何冊も回している
- どれも中途半端
という場合も、定着率は一気に下がります。
1冊を「抜き打ちテストされても8割取れる」状態
これが目安です。
成績が伸びないときの対処法③
「できた」の基準が低い
これは真面目な人ほど陥ります。
- 解説を読んで「分かった」
- 同じ問題は解ける
でもそれは、
「入試で解ける」状態とは別です。
本当にできている状態とは、
- 初見の問題を見て
- 使う解法を判断できて
- 自分で答案を作れる
ここまで来て、初めて「できる」と言えます。
問題数よりも、
1問をどこまで仕上げたかが成績を左右します。
まとめ:成績は「才能」より「設計」で決まる
ここまで読んでほしい一番の結論はこれです。
- 成績が伸びない = 頭が悪い
- 成績が伸びない = 遺伝のせい
ではありません。
多くの場合、
- 勉強の順番
- 定着のさせ方
- 「できた」の基準
この設計がズレているだけです。
正しく直せば、
成績はちゃんと動きます。
コメント